「音楽メディア “tricot” をリリースする」。この考えが、当プロジェクト「tricotX」の礎となっている。現代の音楽業界に身を置いて音楽作品を発表するというのは、ある程度決まった循環の中で成り立っている。また同時に、その制作した音楽を固定し、リリースする「メディア」は、この歴史の中で大きく変化してきた。音楽の在り方は、それらに大きく依存している。そして、人々が音楽を享受する形と、その価値までもが同時に大きく揺さぶられ、変化してきた。そこでtricotの音楽は、そのシステムやメディアに呑み込まれることなく、主体的に音楽を発信していく形を模索する。この「tricotX」では、今現在、tricotが鳴らしている音楽を再生する、ということに近づけていく。つまり、tricot自身をメディアになぞらえて、音楽メディアとしての”tricot”を再生してもらおう、というものだ。当楽曲の”260525_samurai”は、今月頭にスタジオに入ってバンドで鳴らした曲のタネだ。今後も同様に、音楽の在り方や価値を再定義し、それがアーティスト自身の創造性にもどのように影響していくかを実験していく。
1-01. 260525_samurai
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