新建築 2019年4月号

新建築 2019年4月号

最新プロジェクト + ワークプレイス

日本では19世紀末より東京・丸の内や日本橋で「オフィスビル」がつくられ始めました。しかし、これまでのような均質で効率的なスペースも、価値創造の方法が一様ではなくなると同時に、見直されているように思います。確かに、どのような場所でどのように働くのか、生活の大きな部分を占める「働く」ことを考えるのは大事な課題です。そこで重要なのは、フリーアドレスやテレワークかどうかではなく、どのような働き方なら成果を出せるのか、それを今、業種を超えて各社が考えているのだと思います。その成果のひとつには、そこで働きたいということも含まれるでしょう。今月号の座談会でお話いただいた3社も、方向性は共有しながらも決して同じ意見ではなく、それだけ多様な状況があることを表しているように思います。その他に紹介させていただいた12プロジェクトにもそれぞれの挑戦があります。今、計画学的なオフィスを超えて、実践からの模索がされているのだと思います。その中から次の働き方が見えてくるのかもしれません。

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